バラナシ旅の準備(必要なものや豆知識)

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バラナシ旅の準備(必要なものや豆知識)

バラナシへの渡航と滞在への準備や必要なものをピックアップしました。

渡航ビザ

大前提として、日本人がインドに渡航する際には、事前にビザを取得する必要があります。観光目的の場合は電子ビザ(e-Visa)が便利で、オンラインで申請が可能です。申請はインド政府の公式サイト(https://indianvisaonline.gov.in/evisa/)から行います。

必要なもの

  • 有効なパスポート(残存期間が6か月以上)
  • 証明写真のデジタルデータ(規定サイズ)
  • 航空券(入出国の確認用)
  • クレジットカードまたはデビットカード(ビザ申請料の支払い)

申請手順

  • 公式サイトにアクセスし、オンラインフォームに必要情報を入力
  • 証明写真とパスポートのスキャンデータをアップロード
  • ビザ申請料をオンライン決済
  • 通常72時間以内に承認され、承認メールが届く
  • 承認メールをプリントアウトし、入国時に提示

e-Visaは最長30日、1年、5年の3種類があり、滞在期間や渡航頻度に応じて選択可能です。インドの入国管理ではビザの提示が必須となるため、事前にしっかり準備を整えましょう。

必要なもの

旅に必要なものを並べてみました。

必須

  • パスポート
  • 渡航ビザ
  • クレジットカードまたはデビットカード
  • 現金(日本円。現地で一部をルピーに両替)

必需品

  • スマホ
  • 充電器
  • 海外用の電源アダプタ
  • レンタルWifi(e-SIM使用なら不要)
  • 身支度品(洗顔や歯ブラシなど必要なもの)
  • 着替えの服(季節、滞在日数に応じて)
  • 普段摂っているサプリや薬など
  • ハンカチ、タオル

あると役立つもの

  • モバイルバッテリー
  • 箸・スプーン・フォーク
  • ポケットティッシュ
  • お茶・ドリップ珈琲など
  • サングラス
  • 予備のビニール袋
  • 除菌用ウェットティッシュ
  • 脱水対策の塩飴やポカリの粉

バラナシならでは

  • トイレットペーパー1ロール
  • 水着(ガンジス川で沐浴するなら)
  • タオル(沐浴用)
  • サンダル(沐浴、川辺歩き用)
  • 虫除け

バラナシ旅の基礎知識

当サイトのトップページにも掲載していました、「バラナシ旅行を助ける基礎知識」を改めてこちらにもご紹介します。

言葉は?

バラナシの公用語はヒンディー語です。第二言語としてボージュプリー語も使われます。またウルドゥ語を話す人々もいます。ですが、街中は基本的に英語で問題ありません。地元の商店やリキシャの運転手は英語が苦手な場合があるため、基本的なヒンディー語のフレーズ「ナマステ(こんにちは)」「キトナ ハイ?(いくらですか?)」などを覚えておくと便利。

インドは多言語国家です。国内では23の言語が公用語として定められていて、州や地域ごとに異なります。たとえば、南インド、タミル・ナードゥ州はタミル語を用います。北インドのゴアではコンカニ語が公用語。

タミル・ナードゥ州のチェンナイを訪れた際に出会った現地人は、「ほかの州の人が話している言葉は聞き取れないし、文字を見ても何と書いてあるか意味が分からない。ほかの州は、外国のようなもの」と話していました。

そういった多言語の事情から、英語が第二の公用語として定められています。

気候は?

バラナシは四季があります。夏(3月~6月)は非常に暑く、特に4~6月は気温が40℃を超えることもあります。冬(11月~2月)の日中は20℃から30℃のあいだで温かいのですが、夜は10℃前後まで下がります。夜中に出歩くことはほとんどないと思いますが、この時期は薄い上着があると重宝します。

もう一つ重要な点は、バラナシは雨季と乾季でガンジス川の水量がまるで異なること。雨季は、増水によって河岸のガート(階段上の沐浴場)がほぼすべて濁った水に浸ります。反対に乾季は水が減ってガートがあらわれて、多くの人々がご祈祷や沐浴をしています。また、乾季は川のまん中の浅いところが砂地となり、ボートで上陸してここで沐浴もできます。

雨季は4月から10月ごろまで、乾季は11月~3月。ずばり、最適な旅行時期は乾季です。

時差は?

バラナシと日本の時差は「3時間30分」で、日本が進んでいます。日本が正午の場合、バラナシは午前8時30分です。インドはサマータイムを採用していないため、年間を通して時差は変わりません。

通貨は?

インドの通貨はルピーです。1ルピーの日本円換算額は、2025年時点で1.70~1.80円ほどで推移しています。

両替は、空港、銀行、市内の両替所、ATMで可能です。バラナシではATMが少ないため、空港やデリーなど大都市で両替しておくのがおすすめ。クレジットカードは観光地や高級レストランで利用できますが、街の屋台やリキシャでは現金が必要なので、小額紙幣を準備しておきましょう。

衛生は?

衛生面に関しては、日本の感覚は一旦忘れましょう。空は砂ぼこりが立ち込め、車とバイクとリキシャのクラクションが常に鳴り響いています。道には往来する牛の糞も落ちています。水は、一般的に言われているように水道水を飲むのは控えてください。必ず市販のペットボトルを飲用しましょう。屋台でも寺院でも虫がたくさん飛んでいます。それがバラナシの日常。日本との違いをご堪能ください。料金が安めのゲストハウスは地元の雰囲気ですが、一方で観光者のためのホテルは普通にキレイでした。

治安は?

治安は、決して手放しで安全とは言えません。旅行者を狙う詐欺やひったくりも多発しています。特に夜に女性一人で歩くのは絶対にやめてください。男性でも自衛の意識は大事です。空港のタクシー乗り場からさっそく「タクシー!タクシー!」とアグレッシブにドライバーの兄さんたちが声をかけてきます。ガンジス川の周辺でも、土産屋のオッサンたちが「コンニチハ!ドコカラキタ?」と日本語で話しかけてきます。ニセモノの僧侶が一緒に写真を撮ってご祈祷代を請求してきたり、花売りの子供が寄ってきたりと、イベント盛りだくさん。これらにうまく対応しましょう。

バラナシ旅の手配方法は?

バラナシを旅行するなら選択肢は二つ、個人で行くかツアーに申し込むか。個人旅行の場合は、ネットの予約サイトで宿と航空券を手配して現地入りします。ツアーはネットで「バラナシ ツアー」と検索すれば旅行会社のウェブサイトのツアー情報がたくさんヒットします。バラナシ以外のデリーやムンバイなどをあわせたプランも見つかりますから、ご都合にあわせてピックアップしてみてください。